響け!ユーフォニアム2
(探訪記)


探訪者の必須科目、大吉山の夜探訪。登山道にはライトが無いので、懐中電灯を持っていってください。


この頁では、響け!ユーフォニアム2の舞台を探訪する人の為に、私の経験を交えた解説を纏めてます。
また、探訪した時に心に残った出来事も紹介します。
宇治エリアそのものについては、響け!ユーフォニアムの方で解説しています。 そちらを参考にしてもらえたら幸いです。

ユーフォニアム2では宇治エリアの枚数は少ないものの、探訪エリアが広範囲となりました。
京都駅内、東宇治高校、名古屋国際会議場、尼崎市アルカイックホールについては公共交通機関で行けますが、
山城総合運動公園、アクトパル宇治、天ヶ瀬ダムについては車を使わないとアクセスするだけで非常に厳しいです。
観光ついでに行く方は宇治エリア内だけに留めましょう。
また、人通りが多い公共エリアのカットが多いため、複数に分けた早朝探訪しなければなりません。
コンプまでには数日はかかると思ったほうがいいですね。


大吉山は日中のカットと夜のカットの回収の為に何度も登ることになります。
お昼を過ぎると展望台にはお弁当を広げて休憩する方も多く、中々写真が撮りずらいです。
私は人が写らないカットを撮りたいので、大吉山には朝6時くらいから7時くらいを目処に登ってました。
・・・・・・でも、その時間でも人はいるんです。
案の定、今回の新規カットを回収する為に登った時もいました(今回は9時ごろに登りましたが)。
とはいえ、時間も無いので気にせずに写真撮影を強行していた所、

「ユーフォニアムですか?」と声をかけられました。



そして、地元の方との交流が始まるのです。



色々と20分くらいお話したと思います。とても盛り上がりました(笑)

当たり前ですが、地元の方は断片的ながらもユーフォニアムについて知っていました。
久美子の名前を初め、久美子ベンチ、大吉山、木幡駅付近の会社が作成されたことまでです。
「麓の(久美子)ベンチに座ってたら写真を撮られたよ」ともおっしゃってました。

地元のご年配の方々は粗毎日大吉山に登っていらっしゃるので、地元の人以外が登ってくると直ぐに分かります。
中には修学旅行生も登って来るそうですね。どうやら、タクシーで麓まで送ってもらったとか。
おそらく僅かな自由行動時間でしょうが、平等院鳳凰堂前の飲食店やお土産通り等には眼もくれず登ったのかもしれませんね。

それだけの事をしてまでも、大吉山に登る意味があるという事は伝えました。

コスプレして楽器を吹いている人もいたとも言ってました。
展望台で演奏している方もいるそうですが、夜は麓まで響くそうです。皆聞いてますよ!
出来れば美しい音色でお願いします。美味くない演奏もあるらしいんで……
ただ、夜は控えたほうが言いと思います。我々にとっては1日かもしれませんが、地元の方にとっては毎日の出来事です。


私の方で、アニメの話から聖地巡礼についても説明してます。
背景と現場を一致させることに意味がある事を私が作ったお手製の探訪資料を使って。雑な資料だったので恥ずかしかった。

何か前にも顔を見たことがあるんですけど、もしかして毎日登ってるんですか?と尋ねたら予想通りの回答を貰いました。
従って、夜か雨の日じゃないと人が写らないカットを回収するのは中々難しいことが分かりました。
しかし、聖地巡礼については詳しく説明しましたので、大吉山も久美子ベンチでも事情を説明したら、普通に譲ってくれると思います。
(私が出会った人であればですが)

カメラ持った若い方は、ほぼ間違いなくユーフォニアムだと思っていただいて結構です と言いましたので、此方が黙ってても相手は気づいてます。
ユーフォニアムですか?と声をかけられるかもしれません。
是非、地元の方と交流してください。とても良い方ばかりでした。


最後にこの写真を見て下さい。
久美子達が座っていた大吉山の椅子です。何か色が違いますよね?

どうやらコンロか何かの火を使ったような跡で、朝来たら真っ黒だったとの事。

大勢人が探訪し始めると、どうしてもこういったトラブルを起こす者が出ます。1000人いたら1人はいるでしょう。
聖地巡礼は地元の方たちの理解があることを前提とした活動ですので、くれぐれも地元の方の迷惑になるような行動は慎むようにお願いします。

良い印象を持っているかは分かりませんが、少なくとも悪い印象は持たれていないなと感じました。
もしこの問題が我々のような巡礼者でなかったとしても、真っ先に疑われてしまいます。
私は友好な関係を気づくよう心がけていますが、探訪者に厳しい視線を送られると活動が出来なくなります。

そもそも、地元の方の迷惑になるような行動はしないのは探訪に限った話ではありませんね。


普段、ソロで活動していますので、地元の方と交流することは中々ありません。
「ユーフォニアム」という一言がきっかけで、非常に楽しい探訪を行うことが出来ました。

                                                     つづく

一部の画像を比較研究目的により引用しています。作品の著作権(画像も含む)は©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会にすべて帰属します。

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